9:28pm (1,094 リアクション)
学生諸君に向けて、新しい進路へのヒントないしアドバイスを書けという編集部からの依頼であるが、じつはとりたてて何もないのである。しばらく生きてみればわかるが、個々人の人生はそれぞれ特殊であり、他人のヒントやアドバイスは何の役にも立たない。とくにこういうところに書き連ねている人生の諸先輩の「きれいごと」は、おみくじほのどの役にも立たない。
振り返ってみるに、小学校の卒業式以来、厭というほど「はなむけの言葉」を聞いてきたが、すべて忘れてしまった。いましみじみ思うのは、そのすべてが自分にとって何の価値もなかったということ。なぜか?言葉を発する者が無難で定型的な(たぶん当人も信じていない)言葉を羅列しているだけだからである。そういう言葉は聞く者の身体に突き刺さってこない。
だとすると、せめていくぶんでもほんとうのことを書かねばならないわけであるが、私は人生の先輩としてのアドバイスは何ももち合わせておらず、ただ私のようになってもらいたくないだけであるから、こんなことはみんなよくわかっているので、あえて言うまでもない。これで終わりにしてもいいのだけれど、すべての若い人々に一つだけ(アドバイスではなくて)心からの「お願い」。どんな愚かな人生でも、乏しい人生でも、醜い人生でもいい。死なないでもらいたい。生きてもらいたい。
"もう一度確認します。私は人を殺すことは悪いことだ、誰でも人間として平等だ、等々現代社会を支配している価値観を個人的にはほどんど承認します。
しかし、そこに疑問をもつこと自体を封じる空気があるとすれば、それは哲学とは逆行するものだ、と言いたいのです。中学生から「なぜ人を苦しめたら悪いの?」と聞かれた先生は「君、そんなことくらいわからないのか!」と怒鳴ってはならない。その生徒が反抗的な挑みかかるような視線を向けていようと、真実答えを求めているのであれば それは教師として直感できるはずです 突きつけられた問いを言葉のまま受けとめ、徹底的に考えねばならないと思います。
"8:23pm (23 リアクション)
maditi likes (via hannabear)
6:13am (1,645 リアクション)
じゃ、『いま』ってなんなのだろう?なんで、きみは『いま』という時がわかるんだろう?知覚でないとすると、どこに、『今』という時と『いま』でない時とを区別する基準があるんだろう?その基準は、きみの行為なんだ。
きみが、何かをしようとするとき、それが『いま』なんだよ。
"きみはなぜ生きているのか?
中島義道